ナノ粒子でガンの診断と治療を行う

ごく初期のガンをナノ粒子で特定、微量の抗ガン剤で治療
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040623-00000006-wir-sci

ビアズリー社長によると、腫瘍が新しい血管の補充を必要とする、いわゆる腫
瘍血管新生と呼ばれるプロセスにかかわる4つのタンパク質を、バイオマーカー
として用いようとしているという。
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診断ツールは、MRIの造影剤となるガドリニウムを運ぶ大きさ250ナノメートル
(nm:10億分の1メートル)のナノ粒子を、それらのタンパク質に付着させる。
治療ツールは、同じバイオマーカーにより腫瘍を見つけ出し、適切な、微量の
「 http://www.taxol.com/ タキソール」(Paclitaxel)という抗ガン剤を放つ。

機構(ケレオス社)
http://www.kereos.com/kereos_technology.html

1ミリメートル程度の大きさの腫瘍でも特定できるそうです。
ガンの所は血管が多く作られるので、そのときに多くなるタンパク質に
ナノ粒子が集まるようにしているんですね。そして診断用にはガドリニウム
(ガドリニウムが多いところが画像として濃く写る)を、治療には抗ガン剤を
仕込んでおくんですね。

この方法はどの部位のガンに対しても使えるのでしょうか?
また、直径250nmの粒子って身体の中のあらゆるところに入り込めるのでしょ
うか?