ビタミンCで食肉偽装

“謎の白い粉”を追え! (ニューススクランブル)
http://www.ytv.co.jp/ns/special/bn/2004/07/040720.html

驚くべき牛肉偽装の現場にカメラが潜入。
取材の過程で明らかになった白い粉の正体とは?
     :
驚くべき賞味期限の偽装を目の当たりにし愕然としたというその方法とは・・
≪告発者≫
『牛肉は古くなると「スミが入る」といって黒くなってくるんですけど。そこ
に「白い粉」を振る。正式な名前はわからないが、粉を振ったら色が戻るとい
うか、赤くなる。そういった粉を使っている』
     :
『この粉を使うことによって「ロス」が無くなる。この粉が無かったら黒くなっ
たら普通はタレ漬けにするか焼却する以外ないですから』
     :
≪農民連担当者≫
『肉の表面を中心に調べたんですがまずビタミンC。通常よりも非常に高い数
値。あとでんぷん。通常肉からは検出されないもの』
さらに鑑定の結果高濃度のグルタミン酸ナトリウムポリリン酸ナトリウムもそ
れぞれ検出された。
検出されたこれらの成分は、通常はハムなどの加工品に保存料として添加され
ているものだ。
いずれも大量に摂取しない限り、人体への影響はほとんどないが、もし生の肉
に使用する場合は「添加物」を表示した上で、加工品であることを明確に記載
しなければならない。

この番組かどうかわかりませんが同じ内容をテレビで見ました。
要するに古くなって色が黒ずんだ肉にビタミンC(アスコルビン酸)を加えると
還元されて新鮮な肉のような色に見えるので、賞味期限の偽装に使ったと。

面白かったのが、実際に使っていた業者に「この粉が何か知っているか?」と
聞いたときの答え。「何だかわからないけどよく効くから使った」とのこと。
自分としては「ビタミンCです。身体に良い物質だし構わないと思いました」
などといった答えを期待しながら聞いていたのでびっくりしました!
「謎の白い粉」を使うなら(というかバレてインタビューに出る前には)少しは
調べたりしなかったのでしょうか、、、

しかしタレで味付けられている肉は古い物の使い回しだったんですね。