発電できる繊維

ナノワイヤーを利用した「発電できる繊維」
http://wiredvision.jp/news/200802/2008021521.html

  衣服自体が電気を発するという、思いも寄らない技術が現実のものになった
ら、素晴らしいとは思わないだろうか?
  その可能性はある。『Nature』誌に2月14日付で発表された論文によると、
ジョージア工科大学の科学者チームが、ケブラー[米Dupontの商標。引っ張り
強度に優れたアラミド繊維で、プラスチックの補強や防弾チョッキなどに用い
られる]繊維の周りに、酸化亜鉛のナノワイヤーを生やすことに成功したのだ。
ナノワイヤー同士がこすれ合うと電荷を帯び、これが出力電極に送られるとい
う仕組みだ(模式図参照)。
  機械的な圧力を電力に変化させる技術を圧電発電というが、この布地はこの
技術を、自由に加工可能な形態に最も近づけた最新の応用例だ。すでに圧電発
電できる衣服は考案されているが、それらは布地そのものが帯電するのではな
く、ポリマーを布の間にはさむ方法を採用している。
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  長さ1センチの繊維2本を使った「ナノジェネレーター」は4ナノアンペア、4
ミリボルトを生み出せるという。将来的には、1平方メートルの繊維が80ミリ
ワットの電力を生み出せると期待されている。

動くことによって充電できる衣類が作れますね。
小林幸子の電飾の衣裳も電線でつながなくても良くなるかな?